2015年12月9日
イスラム国による混乱の中、ロシアが中東シリアを軸に軍事拠点を構築しています。シリア・アサド政権支援を掲げ、銃器機の提供、軍用機からの空爆、さらには地中海のシリア沿岸に潜水艦を配備し、既にイスラム国へのミサイル攻撃を行っています。ロシアがシリアを取り込むことで、中東情勢だけでなく、欧州を拠点とする北大西洋条約機構（NATO）へのにらみをきかせる狙い。写真はシリアとトルコの国境の監視所。
渡部 陽一
静岡県富士市生まれ。 学生時代から世界の紛争地域の取材を続け、イラク戦争では米軍従軍（ＥＭＢＥＤ）取材を経験。これまでの主な取材地はイラク戦争のほかルワンダ内戦、コソボ紛争、チェチェン紛争、ソマリア内戦、アフガニスタン紛争、コロンビア左翼ゲリラ解放戦線、スーダン、ダルフール紛争、パレスティナ紛争など。
