2014年10月21日

中東情勢激変の要因であるイスラム過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)が独自に建国樹立を掲げるイスラム国(IS)。隣国トルコにその勢力が迫る中、トルコ国内にもイスラム国支持者が約6千人存在していると想定されています。トルコ政府がイスラム国への徹底抗戦を掲げられない状況は、イスラム国への攻撃参入により、国内での報復テロ活動の拡大という不安要因が連鎖しています。欧米諸国と中東諸国との架け橋となりえる存在のトルコであっても、先日の国連非常任理事国入りを逃し、国内では、独立を求めるクルド人勢力からのつきあげが続いています。写真はシリア国境に近いトルコ南部の街並。