2015年5月5日
イスラム過激派組織イスラム国側の最高指導者アブー・バクル・バグダディーが空爆により重傷をおっている現状が確認されて以降、側近である２人のイラク人幹部が次期指導者を掲げる為の交渉を続けている情報があがっています。イスラム国内では、昨年から支配地域の分断や指導部引き継ぎの勢力争いが広がっており、イスラム国の強みであった指揮系統が揺らいでいる現状が浮かび上がっています。写真はイラク首都バグダッドで発生した爆破テロの現場。
渡部 陽一
静岡県富士市生まれ。 学生時代から世界の紛争地域の取材を続け、イラク戦争では米軍従軍（ＥＭＢＥＤ）取材を経験。これまでの主な取材地はイラク戦争のほかルワンダ内戦、コソボ紛争、チェチェン紛争、ソマリア内戦、アフガニスタン紛争、コロンビア左翼ゲリラ解放戦線、スーダン、ダルフール紛争、パレスティナ紛争など。
