2015年3月11日
中東の混乱をひき起すイスラム過激派組織イスラム国（IS）。現時点で約８万人の戦闘員のうち、２万人近くが外国人戦闘員で占められています。その現状は外国人戦闘員の離反が相次いでおり、外国人逃亡犯とイスラム国兵士の戦闘が局地的に発生しています。イスラム国の恐怖政治、イスラム国の掲げる理想と現実を知った兵士たちが、脱出をこころみている現状が見えてきています。写真はシリアとの国境地帯の様子。
渡部 陽一
静岡県富士市生まれ。 学生時代から世界の紛争地域の取材を続け、イラク戦争では米軍従軍（ＥＭＢＥＤ）取材を経験。これまでの主な取材地はイラク戦争のほかルワンダ内戦、コソボ紛争、チェチェン紛争、ソマリア内戦、アフガニスタン紛争、コロンビア左翼ゲリラ解放戦線、スーダン、ダルフール紛争、パレスティナ紛争など。
